JR東日本の冨田哲郎社長は3日の定例記者会見で、JR東海が進めるリニア中央新幹線計画によって生じる中央東線への営業上の影響に関連し、「(リニア開業後も)中央東線の役割は極端に小さくなることはないと思っている」と述べた。検討中の特急スーパーあずさの新型車両については「技術革新によって少しでも速い在来線特急を目指す」とした。
同社長は「(リニアの)中間駅は市街地からかなり離れている」などとし、「中央東線が担う輸送ニーズとリニアの客層はかなり差がある」と説明。あずさの今夏の利用状況は好調で、今後も世界文化遺産・富士山への観光需要が見込めることにも触れ「中央東線の役割はもっと大きくなる」との認識を示した。
急なカーブや勾配が多い甲府?高尾間の線形改良については「時間もかかり現実的ではない」とし、車両改良を優先する考えを示した。
2013/09/04 信濃毎日新聞
http://www.shinmai.co.jp/news/20130904/KT130903ATI090028000.php
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