北陸新幹線全線開業の最短工期25年（京都先行は20年）

国土交通省が与党に提示する京都新駅3案の詳細ルートと、それぞれの工期などが、7月27日の福井新聞朝刊にて明らかになりました。

①京都駅直下（大深度）（東西案）
概算事業費は3.7兆円で、工期はおおむね28年です。

②京都駅南側の地下に南北方向に設置※堀川通・イオン京都近く（南北案）
概算事業費は3.9兆円（朝日新聞と同様の数字※参考）で、工期はおおむね25年と最短です。
京都駅先行開業が考えられるルートで、この場合、先行開業時の工期は20年になるということです。

③桂川駅付近の地下（桂川案）
概算事業費は3.4兆円と最もコストを抑えられますが、工期はおおむね26年になります。

参考：北陸新幹線京都新駅は京都駅直下や桂川など3案を検討

また、小浜新駅はJR小浜線東小浜駅西側の小浜IC南東約500m付近（新聞の地図上ではJR小浜線上）に新駅が設置されます。
また、小浜新駅から北東（敦賀駅方面）に保守基地、京都新駅ー京田辺新駅間に、車両基地と保守基地が整備される計画です。

政府・与党は2025年度の着工し2047年度の全線開業を目指していますが、最短50年度全線開業となる計算です。
ルートは年内にも正式に公表される見通しです。

※駅名はいずれも仮定

*1 「小浜・京都」３案具体化　小浜新駅　ＩＣ近く　与党整備委検討へ．福井新聞．2024-07-27．朝刊．1面