横浜市営4000形1次車による3000A形代替は6編成で完了？

横浜市営地下鉄ブルーライン4000形1次車導入完了後も廃車されずに運用される3000A形2編成（3261F・3311F）について、バリアフリー法によって公開された横浜市交通局の移動等円滑化取組計画書によると、車内案内表示器のLCD表示器化の内容において、「LEDスクロール式の車内案内表示装置を採用している3000A,N形について、3000A形は8編成中6編成について、令和5年度末までにLCD表示器を採用した新型車両への新造/更新を完了した」と言及され、さらに「LCD表示器を使用している3000A形2編成及び3000N形6編成（※原文ママ）も同様に、次期新造/更新時に対応を検討する」と明記されています。

当初計画では4000形1次車の導入により、3000A形は全8編成が置き換えられ、令和5年度（2023年度）までに廃車となる計画でしたが、2編成が残る現況や先述した今年度計画書内の「次期新造/更新時に対応を検討」などの記述、3000S形3571Fの廃車が先行していたことなどから、1次車の導入では6編成までの更新に見直しとなった可能性があります。
同時に言及された3000N形に関しては、令和9年度（2027年度）以降に4000形2次車の導入による置き換え方針が明らかにされています。

なお、2023年度は3571Fに加えて、3000A形の3281Fと3291Fも廃車となりましたが、この2編成の廃車と見られる動向は現在も確認されていません。

令和６年度 移動円滑化取組計画書（地下鉄）（PDF：109KB）
https://www.city.yokohama.lg.jp/kotsu/kigyo/anzen/sonotataisaku.files/0032_20240708.pdf

令和５年度交通局予算　事業計画書 > 12款　高速鉄道事業資本的支出 > 01項　建設改良費 > 05目　改良費（PDF：5,002KB）
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/org/kotsu/jigyoukeikaku/r5jigyoukeikaku.files/0021_20230201.pdf
※18頁に4000形1次車導入計画・3000A形廃車計画が記載