氷見線・城端線をあい風へ移管（10年以内に引き継ぐ方針）

23日夜開かれた「第3回城端線・氷見線再構築検討会」で、富山県、JR西日本、沿線自治体は、あいの風とやま鉄道（以下、「あい風」）へ移管することで決定したと、複数のメディアが報じました。
産経新聞によると、「移管後の両路線の赤字について、県と沿線４市で穴埋めする」ことや、「運転士のほか車両、電気などの技術職員を確保するため、ＪＲ西の協力を得る」ことを確認し、「１２月までに具体的な実施計画案を取りまとめる」ようです。そのほかにも、新型車両の導入や、両路線やあい風線（旧 北陸本線）との直通運転についても議論が進む見通しです。
今回の検討会であい風が賛成したのかについては分かりませんが、以前、こうした議論について前向きな姿勢を示していました。

JRから３セクへ経営移管　富山の城端、氷見線　国に先駆け自治体議論 – 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20231023-MNEP7GUWGBPTPLQEFHHO7SE6TI/

ＪＲ城端線・氷見線　あいの風とやま鉄道への引き継ぎ合意｜富山のニュース｜KNB WEB｜北日本放送｜ラジオ・テレビ局発！富山の最新情報サイト
https://www.knb.ne.jp/news/4992/

JR城端・氷見線、三セクに経営移管　富山県・4市などの検討会 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20231023/k00/00m/040/287000c

【富山】城端・氷見線　あいの風移管前向き　赤字補填など５条件提示：地域ニュース : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20230906-OYTNT50239/

城端線と氷見線の運航主体移管　あいの風　前向きな姿勢示す｜NHK 富山県のニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20230907/3060014289.html

今朝の続報によると、両路線の赤字の補填は「並行在来線経営安定基金」とは別に実施し、沿線4市以外に負担を求めないことも確認しました。
また、移管のタイミングについて、あいの風社長は「新車両の配備とＩＣカードの整備が完了した段階になると思う」との見解を示しました。
次の検討会は11月に予定され、国から交付金を受けるため、「再構築実施計画」素案について議論を行うとしています。交付金を受けるための実施計画は10年で、この期間中にあいの風へ移管される見通しで、前述の産経記事によれば、12月には同計画を取りまとめ、国に認可を求める方針です。

あいの風移管を正式合意　ＪＲ城端線・氷見線運行｜社会｜富山のニュース｜富山新聞
https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/1217108

【富山】城端・氷見線　あいの風に移管大筋合意　県、４市、ＪＲ西 条件受け入れへ　：地域ニュース : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20231023-OYTNT50255/