渋谷駅改良工事観察(埼京線ホーム移設分)

6月1日始発より、移設された渋谷駅の埼京線ホームが供用されております。
結構遅くなってしまいましたが、過日観察をして参りましたのでこちらでご報告致します。
写真は全て、点字ブロック内方線の内側等の安全を確保できる場所から現業職の方・工事作業現業の方・他の旅客の方の邪魔にならないように安全な列車運行を最優先にして撮影しております。

まず1枚目と2枚目が、埼京線ホームの移設の案内ポスターです。
新通路のフロアの埼京線(山手貨物線)上り線路の下の位置、ポスターの図で説明して斜めの線で描かれた辺りに、観察した当時ですが仮囲いのゲートで覆われたものの宮益坂の方に向かって開口部があり外の景色を見ることができました(通路で人の途切れが無かったので、写真の撮影を出来ませんでした。ごめんなさい)。
そこからは現時点の宮益坂側の工事現場を見ることができました。

3枚目が埼京線ホームに向かうハチ公口からの改札内通路です。
手元資料で図面を見るに写真の画面の奥に向かって改札内コンコースの空間を取る計画の為、暫定的な仕上げです。

4枚目から8枚目は全て山手線内回りホームから安全を確認し邪魔にならない様撮影致しました。
まずサイト閲覧者の皆様にお詫びをしたいことが2点あります。
旧埼京線ホームへ向かう連絡通路の梁と考えられる構造物が撤去されるものと予測しておりましたが、実際として建築限界と車両限界に抵触しておらず工事当日と観察した当日にまだ撤去されておりませんでした。
また、ホームも桁の下のレール方向に延びる梁の存在からホーム面も本設仕上げになると予測しておりましたが、工事当日と観察した当日にホームの中央改札より恵比寿方がそこまで至っておりませんでした。
予測が外れたことをお詫び申し上げます。
ごめんなさい。

写真を見やすい様HDR加工しているモノがあります。
ご注意下さい。
4枚目～8枚目は、画面向かって9時側を新宿方に、3時側を恵比寿方にする構図で撮影しております。
桁式ホーム用の梁を隠れる高さまで工事桁を持ち上げ、新たな線路の位置に渡したことがまず分かります。
次にその工事桁で線路を受けていてそれを持ち上げて新たな線路の位置に仮組みしているので、かつての線路と路盤のあったところを均してあったたことも見ました。
更に桁の境界で柱として支える仮組みで鋼材を使用していることや、作業をしやすくする様な灯具かサーキュレーターかと思しきモノの取り付けがありかつての路盤上に枕木方向に渡り板か梯子らしきモノを渡してあることも分かります。
これらから、工事桁の下で作業を継続させていると判断できます。
また、梁で旧線の架線を支えていた部分の金具を撤去したことも分かります。
一部の工事桁の下に梁が置かれている部分もありますが、長さと置かれていた場所から見て前回の観察で見たモノはホーム用の梁かと考えられます。
8枚目が恵比寿方を向いた写真で、此方で路盤を均していないことも分かります。
山手線内回りホームから観察した周囲で、観察当時に仮設のホームの桁を利用していたことも見ました。

9枚目～14枚目は、全て新ホーム上からの撮れる限りの撮影です。
ホーム上の旅客が多く、構造物も多くあるホーム上での安全な撮影が大変でした。
少なくともホーム最も新宿方のハチ公口改札内コンコースに向かうエスカレーターの周囲でタイルを貼られた状態で供用開始されておりましたので、この辺りでホームの桁を本設のモノにしています。
本設ホームから線路を向いた辺りに写真のような工事の業務用の掲示がありました。
掲示の内容を見る限り、橋脚も仮設のモノを使用している様です。
そこから暫く歩いた場所で移設後から見て銀座線の車庫に向かう線路が埼京線と山手線の線路を跨ぎ越していますが、観察時その地点の銀座線側の線路を支える桁が仮のモノと見受けられるサイズのモノでした。
更に恵比寿方に向かって歩いた先にホーム上の券売機室がありますが、掲示の通りライナー券売機が2台収めてありました。
新ホームの列車の停まる範囲を最も恵比寿方迄歩くと、新南口改札への通路となった旧ホームに出られます。

取り敢えず、以上の内容で観察して参りました。