国土交通省は30日、昨今の輪軸改ざん不正について事業改善命令の方針や改善指示などの発出を発表しました。
JR貨物は改善命令の方針が発表、東京メトロ、京王電鉄、東急電鉄に通達による改善指示が、JR東日本は保安監査による指示が発出されました。
また、メトロ車両、京王重機整備、総合車両製作所には通達に基づく指導が行われます。
輪軸不正を巡っては、今年7月にJR貨物の機関車が新山口駅で脱線し、車軸が折損していることが認められ、輪軸の組み立てについて調査したところ、圧入力値を改ざんしていることが発覚しました。
これを受け、国土交通省は全国の鉄軌道事業者を対象に緊急点検を指示し、メトロ車両、京王重機整備、総合車両製作所などで不正が発覚し、過去にはJR東日本でも改ざんが行われていたことが明らかとなっています。
JR貨物における事案については、鉄道に関する「技術上の基準を定める省令」第10条第1項、第87条第4項に抵触すると指摘し、2025年1月31日までに、改善措置を講ずるか、改善措置の計画策定の報告を求めています。
東京メトロ、メトロ車両、京王電鉄、京王重機整備、総合車両製作所においても、それぞれの関連省令に抵触していると指摘し、2025年3月31日までの改善措置に関する報告を求めています。
報道発表資料:日本貨物鉄道株式会社に対する保安監査の結果の公表および不利益処分に係る通知について – 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo07_hh_000279.html
報道発表資料:保安監査の結果に基づく改善指示等の発出について – 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo07_hh_000281.html
輪軸不正をめぐりJR貨物に事業改善命令へ 国交省:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASSBZ1Q5GSBZUTIL008M.html