熊本市交通局(熊本市電)は開業100周年記念事業に合わせ、多両編成の超低床車両を2024年度より導入し、28年度までの5年間で10編成を新製し、1000形・1200形・1350形のうち12両を取り替える計画(内訳:24~26年度は各2編成、27・28年度は各3編成)を明らかにしています。各年度2編成の新製が予定されています。
また、段階的に保有編成数を減らす方針のようです。なお、イメージ画像や各媒体から多両編成は3両程度になると思われます。
そのほか、1200形・1350形の延命化も22年度から実施されており、22~27年度に各2編成(22年度=1205号・1207号※屋根上に補助電源装置設置)が計画されています。延命化の対象は、1201号/1203号~1206号/1210号、1351号~1356号になります(計画と『私鉄車両編成表2023』及び『鉄道ピクトリアル10月号』において車号に差異、計画変更有り?)。
さらに、長寿命化も8200形~9200形を対象に22年度から実施されており、22・23年度に各2編成、24・27年度に各1編成(22年度=8802号。23年度以降予定=8801号、8501号~8504号)が、超低床車両の9700形~0803形には25・26・28年度に各1編成が計画されています(9704号/9705号、0802号)。長寿命化において、交通局計画計画には8800形を対象に「VVVFインバータ制御装置更新」との項目に記載されているものの、私鉄車両編成表2023や鉄道ピクトリアル10月号には「VVVF装置の予防保全工事」と記載されており、VVVFは更新されていないものと推察されます(三菱GTO-VVVF使用継続?)。
熊本市交通局経営計画(2021~2028)
http://www.kotsu-kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=57&id=818&set_doc=1
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熊本:熊本市電初 3両編成に着手…定員1.5倍、混雑解消目指す:地域ニュース : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/news/20220913-OYTNT50073/
熊本市電、24年に開通100周年 3両編成を導入、朝夕に急行運行も 熊本市が計画骨子案|熊本日日新聞社
https://kumanichi.com/articles/3172
私鉄車両編成表2023 | 出版物 | 株式会社交通新聞社
https://www.kotsu.co.jp/products/details/641355.html