横浜市交通局が4000形2次車の導入、3000R形機器更新、10000形(2次車)機器更新などを計画していることが、2024年度の事業計画より明らかになりました。
4000形2次車、2027年度に1編成、2028年度から2030年度に各4編成の、合成13編成が製造される計画で、2024年度後期の契約が予定されています。
置き換え車両については「3000N形は令和11年時点で約30年経過、S形の台車は2000形からの流用品で約44年となり、今後、更新不可能な機器や部品の発生に伴い故障対応も困難になることが想定されるため、新型車両への置き換え」ると明記されており、3000N形と3000S形が置き換えられるものと見られます。
2022年度の事業計画で、2025年度から3000N形の老朽化に伴う新造または大規模更新が見送られ、2023年度から電気品更新が計画されたことが明らかとなった一方で、移動等円滑化取組計画書では「N形は次回新車導入時での採用を検討していく」と釈然としない書き方となっていました。
その3000N形の電気品更新ですが、従来2023年度と2024年度に各3編成が予定されていましたが、これが、2023年度から2026年度までに合計6編成を施工するような書き方へ変更されています。
一部編成では予定されていた行先表示器などの更新は確認された一方、VVVFやSIVといった主要な床下機器の更新は確認されていませんでした。
そして、3000R形の機器更新も予定されています。3000R形のVVVFやSIVの更新は二度目となります。
2022年までにVVVFやSIVなどの一部制御装置やその他の電気品が更新されていますが、電子部品の劣化や使用部品の製造終了が想定されるためとして、VVVF装置や補助電源装置(SIV)などの更新が予定されています。2025年度後期に2編成、2026年度と2027年度に各6編成が予定されています。
さらに、グリーンライン10000形も2次機器更新が行われる予定で、2026年度に第17編成(10171F)、2027年度に第16編成(10161F)の機器更新が予定されています。
VVVFやSIV、車内外の案内表示装置やデジタルサイネージが更新される予定です。
そのほかの工事では、ブルーライトの既存車両への防犯カメラの導入が計画されており、2024年度に試行導入し、2025年度以降順次導入される計画です。
▼令和6年度 交通局事業計画(建設改良費>改良費)
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/org/kotsu/jigyoukeikaku/r6jigyoukeikaku.files/0020_20240126.pdf
▼移動等円滑化取組計画書(2023年度)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kotsu/kigyo/anzen/sonotataisaku.files/0027_20230712.pdf
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