関東・甲信越の列車無線デジタル化は2022年11月に完了済み

トピック:関東・甲信越の列車無線デジタル化は2022年11月に完了済み

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関東・甲信越の列車無線デジタル化は2022年11月に完了済み

#48731
SATS
モデレーター

2007年8月の山手線を皮切りにJR東日本各線で進められている在来線デジタル列車無線システムの導入ですが、地方線区を含めた関東・甲信越エリア各線への導入が今年11月に完了予定であったことが、11月に開催された日本鉄道サイバネティクス協議会主催のシンポジウムに投稿された論文*1で明らかになりました。現地の状況から、完了済みであるとみられます。

JR東日本の在来線列車無線をめぐっては、2007年8月から2010年7月にかけて首都圏線区へのデジタル列車無線導入が済んでおり、2013年以降、機能を一部縮小したデジタル列車無線システムの導入が地方線区で進められていました。
今回発表された論文では、同社電気システムインテグレーションオフィス東京オフィスが担当する関東・甲信越エリアにおいて、2022年11月の中央本線甲府~塩尻間の使用開始をもって、対象となる全線区へのデジタル列車無線システム導入が完了予定だとしています。
実際、11月中旬頃に同区間の列車無線がデジタル化されたという情報がTwitter上に投稿されており、論文の内容通りであれば、関東・甲信越エリアの在来線におけるデジタル列車無線導入が完了したことになります。

なお、東北エリアの一部線区は2024年度完了予定としており、引き続き工事が続くものとみられます。

*1:杉山、黒田「在来線デジタル列車無線の開発から展開まで」、鉄道サイバネ・シンポジウム論文集 59、(2022.11)
https://id.ndl.go.jp/bib/032472764
(国立国会図書館オンライン「NDL-OPAC」の資料情報)

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