西武20000系リニューアル詳細 ほか

先日公表された西武20000系リニューアルの経緯や詳細について、9月4日、日立製…

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西武20000系リニューアル詳細 ほか

#130553
SATS
モデレーター

先日公表された西武20000系リニューアルの経緯や詳細について、9月4日、日立製作所が主催した「Hitachi Social Innovation Forum 2026 JAPAN」内で行われたビジネスセッションにて明らかにされました。
このビジネスセッションでは、西武鉄道鉄道本部長、日立製作所理事(鉄道ビジネスユニット Head of Japan Business)らが登壇し、プレゼンテーションやディスカッションが行われました。

◆リニューアル工事を日立製作所笠戸事業所で行うことになった経緯
今回のリニューアル工事を日立製作所笠戸事業所で行うことになった(外部委託した)経緯として、西武鉄道側としては、
①20000系が製造から四半世紀を迎え、大規模更新時期に入りつつあった
②サステナ車両の工事も並行して行われる中、西武鉄道内の改造に係る設計・施工場所のリソースに制約があった
③仮に自社内に改造拠点を新設しても、車両工事のピークが過ぎた後に設備・人員を抱えることは持続的な鉄道事業運営の観点では不利
といった点が論点となり、「自社でやること」と「外部委託すること」を分け、長期目線で考えた結果、外部委託を選択したとしています。

今回のリニューアル工事を請けた日立製作所側は、
①自社製造とはいえ25年経過した車両に立ち向かうのは初めてのこと
②経年のことは設計上でしか語れなかったが、このリニューアルを通じてノウハウとして獲得していきたい
③単なる延命処置ではなく、25年前には無かった情報技術等を盛り込み、残存価値を最大化したい
といった考えの下、本プロジェクトを進めるとしています。

◆詳細なリニューアル内容
同車両のリニューアル内容について、今後変更される可能性はあるものの、現時点で考えられているメニューとして以下のものが挙げられていました。

◇車体・屋根・床下機器全般
・外板補修、シール補修、屋根補修、通風器撤去
・号車銘板再塗装、カラー帯貼替
・空調装置 防振ゴム、パッキン交換
・側引き戸交換、ガラス交換、下降装置交換
・補助電源装置(SIV)更新

◇車体妻面
・妻窓 ガラス交換、妻引戸部品交換
・ガラス押え、ゴム、戸車、ガラス、ドア チェック
・外ホロ ゴムヒダ交換

◇乗務員室
・非常通報器、通報制御器の交換
・乗務員室機器の交換
・戸閉表示灯の更新

◇車内
・室内標記貼替え(新品)
・座席生地・詰物交換、非常用座席変更
・座席握り棒追加/変更、袖仕切 一体化
・ヒータ移設
・床敷物変更/交換
・車椅子スペース追加
・天井部材交換(側/中央天井板 表貼り、吹出口 FRP化(塗装)、整風板 AL型材化、車内スピーカ 交換)
・カモイ点検フタ 変更、案内表示刷新(TVS)
・吊手 全数交換(西武鉄道社名マークに使用されているブランドカラー3色を使用し、走行中の揺れで吊手が動揺することによってマークを想起させる配色)

▼2026年9月4日講演「既存アセット×デジタルで拓くサステナブルな鉄道運営」
https://www.service.event.hitachi/sessions/?session=session-detail-14

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