東武90000系は全て直通対応 東上線池袋口は50000系と2形式に

東武東上線9000系に加え10000系と30000系も置き換える方針の新型車両90000系ですが、導入される全編成が東京メトロ有楽町線・副都心線への乗り入れに対応する仕様となること、同線区の池袋駅を発着する10両編成は同系列と50000系の2系列に集約されることが「乗りものニュース」の取材に対する回答で明らかになりました。

なお、取替対象となる9000系・10000系・30000系の今後(ex:他線区への転用)や90000系の直通対応範囲(ex:相鉄線直通可否)、50000系の型式区分である50000型・50070型・50090型各区分毎の残留有無(ex:50000型51003F以降が半蔵門線直通系統へ転用)などは今回は明らかにされていません。

従来、東上線の地下鉄直通対応車両は直通運用数分の予備を保有していましたが、同時に非直通運用の予備車を兼ねており、対応車両が増えることによる車両運用の柔軟性、保有数の合理化が期待できそうです。
他事業者との直通運転を行う事業者が増備車両を全て地下鉄直通規格として、直通運用に必要な数を超えて導入する方針の事例は西武鉄道の先例がありました。

◆東武東上線が激変！ 池袋口から「マルーン帯の電車」撤退へ 新型車両を大量に導入する理由とは | 乗りものニュース
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東武鉄道は、90000系の導入計画を拡大する理由について「10000系・30000系の代替車両の導入時期や仕様を検討する中で、90000系で統一した方が、機器の共通化やメンテナンス方法の統一化などの利点があったため」と話します。また、10000系や30000系を置き換える90000系は、地上線専用の派生型とはならず、「地下鉄への乗入れ仕様で統一する」とのこと。将来的に東上線の池袋口の列車は「50000系および90000系での運行に集約する予定」としています。