E257系転属の記録

E257系0番台・500番台の転出と、東海道特急「踊り子」「湘南」用、波動用への転属をまとめます。

「E257系転属の記録」について

中央線特急「あずさ」「かいじ」へのE353系投入に伴い、松本車両センターのE257系0番台が中央線特急から撤退しました。また、幕張車両センターのE257系500番台にも余剰が生じています。
2021年2月にかけて、E257系0番台基本編成9連13本、E257系500番台5連4本が東海道線特急「踊り子」「湘南」へ転用されました。また、2018年から一足先に波動用への転用も行われており、2021年には波動用仕様も登場しています。ここでは、E257系の動向をまとめます。

転配属の流れ(クリックで全体表示)

E257系転配属の流れ(中央線特急・房総北総特急から東海道線特急「踊り子」「湘南」・波動用に転用)

E257系転用の動き

従来の新系列特急の転用では、編成替えや先頭化改造は極力行わず、輸送体系に車両を揃えるよりは、車両に輸送体系を揃える動きが目立ちました。今回も同じような動きを見せています。

東海道線特急「踊り子」「湘南」への転用

E257系0番台基本編成を改造した2000番台9連13本、E257系500番台を改造した2500番台5連4本が投入されました。
0番台転出の動きの通り、2017年10月に大部分が東海道線特急「踊り子」へ転用されるとの報道があり、2018年5月に長野支社プレスリリース(PDF)がありました。
2019年8月のJ-Train誌75号および、2019年11月の横浜支社プレスリリース(PDF)から500番台も含めた転用本数が明らかになりました。
2021年3月改正で、ライナーを特急「湘南」とし、「踊り子」も含めて、定期運用はE257系で統一されました。

置き換え対象

「踊り子」用185系、251系の一部、215系が置き換え対象となりました。
「踊り子」で運用されていた185系は10連6本、7連3本、5連6本でしたが、251系「スーパービュー踊り子」は、E261系の編成数が縮小されたため、一部はE257系で置き換えとなりました。また、ライナーが特急「湘南」に改編されることで、215系も置き換え対象となりました。
踊り子用185系
国鉄型車両による最後の定期特急だった185系「踊り子」。
中央特急向け0番台と東海道特急向け2000番台
中央特急向け0番台と東海道特急向け2000番台。

波動輸送への転用

2015年3月改正以降、255系の機器更新期間を除き、E257系500番台には7本の余剰がありました(詳細)。2018年3月から、従来、豊田車両センター所属の189系が担っていた河口湖方面への波動輸送をE257系500番台が受け持つこととなり、所属や仕様の変更はないものの、波動用車両の淘汰が始まりました。
0番台についても、2018年9月以降、3編成程度が大宮総合車両センター東大宮センターへ常駐の上、関東地区の波動輸送へ充当されています。

置き換え対象

豊田車両センターの189系、大宮総合車両センター東大宮センターの185系(一部)が運用を離脱しています。

波動輸送用車両の機器更新

2021年から、E257系0番台基本編成を改造した5000番台9連、E257系500番台を改造した5500番台5連が登場しています。
波動用189系とE257系 波動用189系とE257系0番台。
秋田で姿を見せたE257系5500番台 撮影 あだち さん / 2021年4月、秋田で姿を見せたE257系5500番台。
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