宇都宮線・高崎線E233系の房総・北総エリア転出

宇都宮線・高崎線・東海道線・湘南新宿ライン・上野東京ライン系統で余剰となったE233系の内房線・外房線・東金線・総武本線・成田線系統転出の動きなど。

余剰車に関する状況

E233系3000番台はE231系近郊タイプと共通運用されています E233系3000番台はE231系近郊タイプと共通運用されています。
2022年3月のダイヤ改正で基本編成は合計4運用程度、付属編成は1運用程度削減されており、小山・国府津及び基本・付属それぞれの所定予備編成が3編成ずつであると仮定すると、この時点から基本編成は合計6編成程度、付属編成は合計2編成程度の余剰がそれぞれ発生していると思われます。

転用できる余剰編成数について

E231系の機器更新が完了したものの、次はE233系の機器更新時期が迫っているような状況で、引き続き各配置区所が入場予備を要することが見込まれるため、他線区転用に使用できるような実質的な余剰編成は算出できる編成数よりも少ない可能性があります。
特に付属編成はE231系コツS-14編成が事故の損傷で使用不可能となっており(詳細)、各配置区所の長期入場予備の確保も踏まえると実質的には転用できる余地がないかもしれません。

小山車基本編成の房総・北総エリアへの転出

撮影会で展示されたヤマU631編成 撮影会で展示されたヤマU631編成。
2024年11月、他線区で余剰となったE233系の房総・北総エリア導入による209系置き換えが報道(詳細)され、房総・北総各線がE233系余剰車の転用先の一つとなり得ることが明らかになりました。
以降暫くの間宇都宮線・高崎線・東海道線E233系の転出に関する直接的な情報はありませんでしたが、2026年3月に公開された大宮支社エリアの2026年3月ダイヤ改正に関する労組資料で、小山車両センターのE233系3編成が千葉方面の車両置き換えのために転用改造を行う計画であることが明記(詳細)され、小山車両センター配置分の余剰車が転用対象となることが分かりました。2本目は年度を跨ぐ工事であることが明記されており、2027年度以降に完了するような転用計画となりそうです。
転用対象が基本編成か付属編成か、転用先となる路線や配置区所は明らかにされず、今後の情報が注目される状況でしたが、ヤマU629編成車内での掲示から、基本編成の転用とそれに伴うグリーン車の廃車が推定され、後に秋田総合車両ベース(AT)に入場した同編成の一部車両が房総・北総エリア仕様の外装へ変更された様子が確認された(詳細)ため、転出先が房総・北総エリアであることが分かりました。

ヤマU629編成の動き

配給輸送中のヤマU629編成(撮影:食虫植物と記念Suicaが好き 様) 配給輸送中のヤマU629編成(撮影:食虫植物と記念Suicaが好き 様)。
長期的な残留が見込まれる場合に必須のホームドア対応改造が未施工で、同じく未施工のヤマU620編成、ヤマU626編成とヤマU631編成と共に車両撮影会が実施され(詳細)、京浜東北線での先例から、選ばれた編成の転用可能性が注目される状況でした。
撮影会後も通常の定期運用に用いられていましたが、車内に掲示された「修繕依頼中」の札に添付されたメモに「U-629 転属に伴うG車廃車のため直しません」と記載されていることが判明し(詳細)、同編成が転用対象であることが分かりました。
7月29日にはE493系オク01編成との連結が確認され(詳細)、30~31日に秋田総合車両ベースへ配給輸送されました(詳細)。先述の通り、8月31日に一部車両が房総・北総エリアへの転用改造が実施されていることが確認されたため、この配給輸送がヤマU629編成としての最後の本線走行となりました。

旧4,5号車→廃車が明記

役目を終えることが見込まれるグリーン車(撮影:みっちょん 様) 役目を終えることが見込まれるグリーン車(撮影:みっちょん 様)。
先述したメモ上で転用に伴う廃車対象である旨が明記されており、転用対象から外れ用途廃車となる可能性が極めて高いことが分かりました。全ての転用編成で改造メニューが統一されていれば、後に転入する編成も同様にグリーン車が廃車対象であることが考えられます。

旧1~3,6~10号車→一部車両が房総・北総エリアへ転用(※対象車両は不明)

先述のメモから普通車は転用対象であることが逆説的にうかがい知れ、実際に房総・北総仕様となったことも確認されていますが、対象となる車両までは判明していません。
編成単位の転用であれば両先頭車は確実ですが、中間車は編成両数次第では転用対象から外れる車両も発生するかもしれません。

今後の展望

先述の通り、他線区に転用できる編成数は運用数から算出できる編成数よりも少ない可能性があるため、付属編成や国府津車両センター基本編成は転用対象とはならないかもしれません。

転用理由として「千葉方面の車両置き換え」は明言され、後に房総・北総エリアへの転用が判明したことから、同番台に関しても幕張車両ベース配置の房総・北総エリア209系の置き換えに向けた転用であることが推定されます。
房総・北総向けE233系は中編成ワンマン運転に対応する6両編成に集約されていることから、小山車基本編成の転用では用途がないグリーン車や輸送力に劣るセミクロスシート車を脱車、ユニットの組み換えも行う形でロングシート車の割合を増やした編成短縮が行われる可能性があり、後に基本編成の転用とグリーン車の廃車が明らかにされたことから、少なくとも基本編成が転用対象となり、グリーン車は転用対象から外れる計画であるかもしれません。

転用対象編成について、先述の通り車両撮影会で展示されたホームドア対応改造未了の4編成が対象である可能性が考えられましたが、後にこのうちのヤマU629編成が実際に転用対象であることが明らかとなったため、残り2編成もこの撮影会で選ばれた編成のいずれかであることが推定されます。

編成表

編成ノート
詳細ノート (編集) 縮小
室灯L客室照明LED化
小糸L前照灯小糸製LED化
黒磯/前橋
沼津
小山車両ベース所属E233系3000番台基本編成
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4文字略称は代表車両群のみ掲載
凡例・全車動向は編成別ページへ
10号車 9号車 8号車 7号車 6号車 5号車 4号車 3号車 2号車 1号車
▽
WC
>

>
WC
WC

<
>

WC
編成 クハE233
3000A
セミクロス
モハE233
3200B
セミクロス
VVVF
SC98
立 IGBT
モハE232
3000A
ロング
SIV
SC86B
芝 IGBT
CP
MH3124-C1600SN3
モハE233
3400B
ロング
VVVF
SC98
立 IGBT
モハE232
3800A
ロング
CP
MH3124-C1600SN3
サロE233
3000A
クロス
サロE232
3000A
クロス
モハE233
3000B
ロング
VVVF
SC98
立 IGBT
モハE232
3400A
セミクロス
SIV
SC86B
芝 IGBT
CP
MH3124-C1600SN3
クハE232
3000A
セミクロス
新製・組成 ~ ~ 廃車・解除
U61823/03/04 21/03/16
01本目
3018
3218
3018
3418
3818
3018
3018
3018
3418
3018
15/03/14 E 出
区所 高崎縮小
(編成中)
現況 定期運用中
U62023/03/01 23/03/08
03本目
3020
3220
3020
3420
3820
3020
3020
3020
3420
3020
15/03/14 E 出
区所 高崎縮小
(編成中)
現況 定期運用中
U62626/01/10 23/02/21
09本目
3026
3226
3026
3426
3826
3026
3026
3026
3426
3026
15/03/14 E 出
区所 高崎縮小
(編成中)
現況 定期運用中
U62926/01/08 23/02/07
16本目
3029
3229
3029
3429
3829
3029
3029
3029
3429
3029
15/03/14 E 出
区所 高崎縮小
26/07/31 E 入
秋田 入場中
離
脱
26年/
07/31
入 E
秋田
現況 AT構内(幕張転用見込) AT構内(幕張転用見込 ※対象不明) AT構内(廃車見込) AT構内(幕張転用見込 ※対象不明) AT構内(幕張転用見込)
U63126/02/16 23/02/26
13本目
3031
3231
3031
3431
3831
3031
3031
3031
3431
3031
15/03/14 E 出
区所 高崎縮小
(編成中)
現況 定期運用中
U63225/12/21 23/03/07
14本目
3032
3232
3032
3432
3832
3032
3032
3032
3432
3032
15/03/14 E 出
区所 高崎縮小
(編成中)
現況 定期運用中
編成番号 凡例
編成番号背景色標準的な編成
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