京浜東北線E233系の京葉線転出

京浜東北線系統で余剰となったE233系の京葉線転出。

JR車両動向

余剰車に関する状況

在籍数82編成と大所帯のE233系1000番台 在籍数82編成と大所帯のE233系1000番台。
所定予備を3編成とした場合、2022年3月のダイヤ改正以降は運用数の減少で4編成程度の余剰が発生しています。

余剰車として選定される編成について

機器更新やワンマン運転・ATACS対応改造が進んでいますが、特にATACS対応改造は京浜東北線での継続使用が前提となるため、転出が見込まれる編成を改造するのは不合理と考えられることから、転出予定の編成は改造対象から外され、未改造のままだった編成から発生することが考えられます。
2025年5月にサイ101編成・サイ102編成・サイ103編成の3編成による撮影会イベントが告知されました(詳細)が、紹介文中にこの3編成に対して
今後も様々な活躍が期待される3編成
と、従来通り京浜東北線・根岸線系統での活躍を続ける場合には違和感を覚える内容が含まれました。
各編成は現時点で全て未改造で、先述した余剰編成数以内の編成数でもあることから、初期に新製され償却が進んでいるこの3編成が余剰車として選ばれ、今後の転出対象となる見込みである可能性があります。
後にこのうちのサイ103編成が実際に転用されることが確定しており、残る2編成の動向も注目されます。

京葉線への転出

2024年11月、他線区で余剰となったE233系の房総・北総エリア導入による209系置き換えが報道(詳細)され、房総・北総各線で活躍する209系2100番台の一部はE233系余剰車の転用による老朽取替を見込んでいることが明らかになりました。
その後、2025年1月・3月に東京総合車両センター(TK)業務に関する労組資料でさいたま車両センター配置の京浜東北線E233系1000番台2編成を含む千葉地区転用改造の実施計画が明記(詳細1詳細2)され、E233系1000番台余剰車の転用先が千葉地区であることが判明しました。
この時点で「千葉地区」が示す転用先は不透明で、同じく「千葉地区」と記載された中央快速線は少なくとも「房総・北総エリアへの直接転用」を示すものであることが判明していましたが、2026年1月に入場していたサイ103編成の先頭車を含む一部車両が京葉線仕様となった姿が確認(詳細されました。
これにより、労組資料の「千葉地区」は京浜東北線に関しては「京葉線」を示す記述であったことが分かり、さいたま車両センター配置の京浜東北線向けE233系1000番台から、京葉線への直接転用が行われることが確実となりました。
転用改造された車両の改造ポイントや出場後の動向などは「京葉線への京浜東北線E233系転入など」をご覧下さい。

サイ103編成の動き

京浜東北線向けでは第3編成でしたが、転用改造では第一号となりました 京浜東北線向けでは第3編成でしたが、転用改造では第一号となりました。
先述した車両撮影会イベントで選出・紹介された初期3編成のうちの1編成で、イベント後も通常通り定期運用で使用されていましたが、2025年11月に東京総合車両センターへ入場しました(詳細)。
その後、両先頭車のみ庫内へ移動するなど、通常の定期検査としては異例の車両入換が実施されたことで、この入場を以て運用を離脱、転用改造に着手したことが推定されました。
入場後も転用先となる具体的な線区は不明でしたが、先述の通り2026年1月に先頭車を含む一部車両が京葉線E233系5000番台と同様の帯を纏った姿が確認されました。

今後の展望

同じく「千葉地区」と記載された中央快速線は「房総・北総エリアへの直接転用」を示しており、老朽取替需要がある車両は同エリアの209系ですが、京浜東北線はE233系余剰車の中では通勤タイプ10両固定編成の余剰がまとまって発生しているグループであることから、京葉線における長編成車両の補充需要が優先され、余剰編成は同線区に集中して転用されるかもしれません。
転用が確定したサイ103編成とサイ101編成、サイ102編成は先述の通り鉄道イベントで今後の転用が示唆されていたことから、急な変更がない限り今後転用対象となるのはサイ101編成、サイ102編成の2編成で、計3編成の転出になると推測されます。

保安装置変更に伴う転用遅れの可能性

京浜東北線向けの特徴として、保安装置に「D-ATC」が採用されており、候補として考えられる殆どの転用先で「ATS-P/Sn」など別の保安装置への換装が必要となります。保安装置は昨今不足する半導体を使用する部品で、換装を伴う転用改造は情勢による部品供給遅滞とその影響を大きく受ける可能性があります。
京浜東北線向けの千葉地区転用改造は2025年度に2編成とされていますが、部品供給が遅滞して改造の進捗に影響が出れば、出場は2026年度以降にずれ込む可能性があるかもしれません。

転入元編成表

編成ノート
詳細ノート (編集) 縮小
OPOワンマン運転対応改造
室灯L客室照明LED化
大宮
大船
さいたま車両センター所属京浜東北線用E233系1000番台
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4文字略称は代表車両群のみ掲載
凡例・全車動向は編成別ページへ
10号車 9号車 8号車 7号車 6号車 5号車 4号車 3号車 2号車 1号車







編成 クハE233
1000A
ロング
サハE233
1200A
ロング
モハE233
1400A
ロング
VVVF
SC85A
IGBT
モハE232
1400A
ロング
SIV
SC86A
IGBT
CP
MH..
サハE233
1000A
ロング
モハE233
1000A
ロング
VVVF
SC85A
IGBT
モハE232
1000A
ロング
SIV
SC86A
IGBT
CP
MH..
モハE233
1200A
ロング
VVVF
SC85A
IGBT
モハE232
1200A
ロング
CP
MH..
クハE232
1000A
ロング
新製組成 廃車解除
10126/01/14 東京15/02/20
01本目
1001
1201
1401
1401
1001
1001
1001
1201
1201
1001
07/08/30 E
東急 新製日
(編成中)
現況 定期運用中
10216/03/11
02本目
1002
1202
1402
1402
1002
1002
1002
1202
1202
1002
07/09/18 E
東急 新製日
(編成中)
現況 定期運用中
10316/03/16
83本目
1003
1203
1403
1403
1003
1003
1003
1203
1203
1003
07/10/04 E
東急 新製日
25/11/21 E
東京 入場中

25/
11/21
E
東京
現況 TK屋外留置(京葉色)
編成番号 凡例
編成番号背景色標準的な編成

奥付

特集準管理

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