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  • SATS が「近畿日本鉄道 グループのロゴ近畿日本鉄道」グループに投稿しました。 1か月前

    2019年に導入後、2020年10月より本運用を開始した近鉄の営業列車搭載型の軌道検測装置について、検討経緯等が業界誌で紹介されています。
    車両面では、搭載車両の選定にあたり▽けいはんな線を除く標準軌全線を運用できること、▽設置スペースの都合から、1993(平成5)年製の一般車両2編成(大阪線・名古屋線系統と奈良線系統で1編成ずつ)に搭載したとしています。ただし、大阪線・名古屋線系統は運用系統が分かれているため、車両運用の調整(約1.5か月毎に軌道検測装置搭載車両と非搭載の同型車両を入替)で対応し、当該車両の行先表示板(原文ママ)を字幕フィルム式(原文ママ)からLED式に変更したことが紹介されています。
    このほか、一定期間内に対象線区全線の検測ができるように、▽特定の車両運用や回送列車への充当、▽専用ダイヤの作成・運行を関係部署に依頼し、検測対象線区では年4回の検測を実施しているとのことです。今後は大阪線・名古屋線系統の増備や狭軌線区への導入拡大について検討を進めるとしています。

    近鉄における軌道検測装置は1253系1260F(VC60、大阪線・名古屋線系)と1252系1258F(VE58、奈良線系)の2編成に搭載されていますが、2020年から2021年にかけて1260Fを含む1253系の複数編成でフルカラーLED式の行先表示器への換装が確認されていました。今回の記事の内容から、軌道検測装置の運用に関連する動きであったことが鉄道事業者から示されたことになります。

    ▼高橋:「営業列車搭載型軌道検測装置の導入」、新線路、Vol.78、No.2、p.24-26、(2024.02)
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I033344596 (国立国会図書館サーチ)
    (前段として、(一社)日本鉄道施設協会主催の第38回 2023年度総合技術講演会(PDF)にて発表)

    ※参考:2019年6月21日発表「最新技術を用いて鉄道メンテナンス業務の効率化に取り組みます~新型軌道検測装置を導入~」
    https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/kidoukensoku.pdf

    ※参考:2021年7月3日公開「〈メモ〉近鉄1253系-正面・側面のLED車外表示機」(「ピロのブログVer3」さま)
    https://siropiro-ver3.com/2021/07/03/m-1253-select-color-display/

4号車の5号車寄り
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