東京メトロ2134Fに「ATP準備対応S/Wローディング済」表示

トピック:東京メトロ2134Fに「ATP準備対応S/Wローディング済」表示

スレッド:東京地下鉄(東京メトロ)
「東京地下鉄(東京メトロ)」スレッドのノート

◇今後の東京メトロの大きな動き
・2023年度までに2000系を全52編成新製(02系置き換え・参考:特集コンテンツ
・2025年度までに18000系を全19編成新製(8000系置き換え・参考:特集コンテンツ
・9000系13編成(2~4次車)以降を順次B修・8両編成化(5次車はB修のみ施工?)
詳細
→2030年度までに南北線車両を8両編成化完了(詳細)
・東西線05系、半蔵門線08系のB修繕工事(2023年度までに必要部品の調達)(詳細

◇東京メトロの大きな計画(車両新製やリニューアル)
★2021年度〜25年度の新製両数:164両
※参考:2022~25年度 18000系 計150両 新製
※参考:2022~23年度 2000系 計114両 新製(2022年度時点)
★2021年度〜29年度のB修繕両数:262両
・2021年度〜25年度 リニューアル100両(※詳細不明)
・2026年度〜29年度 リニューアル162両(※詳細不明)
※参考:(報告)2021年度 07系2編成20両
※参考:(計画)05系9編成90両+08系6編成60両+9000系13編成78両=228両(見込み、完了時期不明)
(1)詳細1
(2)

◇路線建設・施設改良事業
★東西線
・駅リニューアル
※木場駅での工事が一旦休止中(詳細)

★有楽町線(豊洲駅〜住吉駅)
・都市計画素案(詳細)

★南北線(白金高輪駅〜品川駅)
・都市計画素案(詳細詳細
※サイト未掲載で、リンクは東京都都市整備局のPDFファイルになります。

◇車両更新・リニューアル
★丸ノ内線
・2023年度までに2000系を導入予定(詳細1詳細2)。
・関連コンテンツ:丸の内線2000系投入に伴う02系撤退について(詳細)

★有楽町線・副都心線
・17000系の導入が2022年5月の17195Fの新製・竣工をもって計画されている全編成の導入が完了

★半蔵門線
・18000系を2025年度までに19編成を新製し、8000系を置き換える見込み(詳細)
※2023年度は新製なし
・関連コンテンツ:半蔵門線18000系投入に伴う8000系撤退について(詳細)
◇B修繕工事(大規模修繕工事)
★東西線
・05系9編成分のB修繕工事用の装置・部品を2023年度までに契約(詳細)

★半蔵門線
・08系6編成分のB修繕工事用の装置・部品を2023年度までに契約(詳細)

◇ワンマン運転改造
★千代田線16000系(詳細)
進捗状況
※2024年下半期に直通先のJR常磐緩行線でワンマン運転開始(詳細)

◇自動列車運転装置(ATO)
★東西線
・2019年頃より05系に対し設置中。
現時点での進捗状況(05系)
※15000系は完了(詳細1

◇無線式列車制御システム(CBTC)
★丸ノ内線で2024年度末より運用開始予定
・2024年度より運用を開始するため、車両及び設備の工事が開始されている。
※2101F〜2132Fは昨年度より本設が開始され、小石川CRにて施工されている。
※2133F以降は新製時より本設済み
・上記の計画により、検査入場などの際に丸ノ内線を走行されているため、銀座線1000系でも本設が開始されている(更新頻度調査中)。

◇デジタル列車無線工事(D-SR,デジ無)
★東西線
・運用開始済みでIRと併用、車両工事が行われている。
現時点での進捗状況(15000系)※全編成に設置
現時点での進捗状況(05系)
現時点での進捗状況(07系)※全編成に設置

★有楽町線・副都心線
・7134Fの引退を以て、メトロが所有する全編成がデジタル列車無線へ移行済み。

★半蔵門線
・8000系と08系はデジタル列車無線用のアンテナの増設、18000系は新製時より搭載済み。
現在の進捗状況(8000系)
※08系は全編成がデジタル列車無線に対応
※8000系は2020年度以降に検査出場した全8編成に於いて実施された

★南北線
・9000系全23編成に実施済み
現時点での進捗状況

◇譲渡
・03系
2023/11/27:元03系03-135F(2両)が未明に本線試運転
2023/12/10・11:元03系03-135F(2両)が上毛電気鉄道へ譲渡回送(1日目2日目

◇各路線のコンテンツの紹介
★銀座線
・1000系 検査出場一覧表(ノート

★丸の内線
・02系 検査出場一覧表(ノート2023年度置き換え完了予定
・2000系 検査出場時期一覧表(ノート

★日比谷線
・13000系 検査出場時期一覧表(ノート

★東西線
・05系・07系・15000系 検査出場時期一覧表(ノート

★千代田線
・16000系 検査出場時期一覧表(ノート

★有楽町線
・10000系 検査出場時期一覧表(ノート
・17000系 検査出場時期一覧表(ノート

★半蔵門線
・8000系・08系 検査出場時期一覧表(ノート
・18000系 検査出場時期一覧表(ノート

★南北線
・9000系 検査出場時期一覧表(ノート
・9000系 B修繕工事(9000系編成表 参照

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東京メトロ2134Fに「ATP準備対応S/Wローディング済」表示

#48763
SATS
モデレーター

本日までに東京メトロ2000系2134Fの運転台に「ATP準備対応S/Wローディング済」と書かれたラベルが貼付されていることを確認しました。
2024年度運用開始予定で準備が進められているCBTCシステムに関係する改造が施されたとみられます。

東京メトロのCBTCにおける車上装置については、業界誌*1に掲載されていた情報として「ATP車上装置」と「ATP車上無線装置」の大きく2つの装置から構成されることが明らかになっています。
これまでに同形式のほか、1000系、13000系の一部編成においてATP車上無線装置の構成要素の一つである車上アンテナの設置が確認されており、ATP車上無線装置の設置(あるいは改造)が進んでいることが窺える状況でした。
一方、ATP車上制御装置については現用のATCとの共用機器であるためソフトウェアが対応したかが不明であったほか、上記の車上アンテナが設置されてからもATP車上装置の構成要素の一つである速度検出装置DRSS(Doppler Rader Speed Sensor:ドップラー式非接触速度センサ)*2が搭載されておらず、本使用までの間にさらなる改造や機器追設が見込まれる状況でした。

今回、2134Fに貼付されたラベルによれば、前後の文脈からATP準備対応のソフトウェアをローディングしたと読み取ることができます。
同編成は初期改造編成では未搭載のDRSSを新製当初から搭載していたことから、今回のローディングでソフトウェアの準備が整ったのであればATP車上装置の構成要件を満たしたものとみられます。(DRSSは2133F以降の編成で新製当初から搭載)
今後、同様の動きが他編成に広まるのか動向が注目されます。

*1:小川「東京地下鉄丸ノ内線無線式列車制御システムの概要」、鉄道車両と技術、No.257、(2018.04)
*2:今堀、他「ドップラー式非接触速度センサのCBTC適用 : 速度・位置演算方法の確立と安全性評価の実施」、鉄道サイバネ・シンポジウム論文集、58、(2021.11)  https://id.ndl.go.jp/bib/031782941(国立国会図書館オンライン「NDL-OPAC」資料URL)

※サイト内参考ページ
▼編成ノート「東京メトロ中野検車区所属2000系◇CBTC設置工事」
▼フォーラム「東京メトロ丸ノ内線CBTC、運用開始は2024年度+進捗状況」
▼フォーラム「丸ノ内線でCBTC試験走行開始+日比谷線CBTC運用は2026年度中」

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