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  • SATS が「JRの設備/路線(東日本エリア) グループのロゴJRの設備/路線(東日本エリア)」グループに投稿しました。 1か月 2週間前

    JR東日本首都圏線区にて設置が進められているワンマン運転設備・ミリ波使用の車載ホームモニタシステムについて、一般的なシステムとの相違点が業界誌で紹介されています。

    ミリ波使用の車載ホームモニタシステムは、ホーム上のカメラで撮影した映像を地上のミリ波送信機と車上のミリ波受信機を介して車両に送り、車上のモニタにホーム上の映像を映すシステムです。ワンマン運転を行っている地下鉄等で広く使われています。
    JR東日本でも、仙台空港アクセス線(仙台~名取間)で導入していますが、首都圏線区へ導入するにあたり、以下のような仕様変更をしたとのことです。

    ・ミリ波送信機の冗長化(ミリ波送信機を2系設置)

    ・映像2出力対応のカメラを採用(2種のケーブルに出力できることで、車上へ伝送する以外に別ルートで映像監視、故障時の切り分けができる構成)

    ・映像出力方式(ミリ波送受信機チャンネルの使用方法)の変更(従来はカメラ映像分のチャンネルを必要としたが、予め複数のカメラ映像を合成して分割画面を生成し、1チャンネルで伝送する。車上モニタ等の搭載数削減、設置線区拡大時の電波干渉対策)

    ・車上のミリ波受信機は広角タイプを採用(地上のミリ波送信機をホーム上もしくはホーム端部に設置可能となり、施工性・保守性が向上)

    なお、この特徴を持つシステムはあくまでJR東日本の列車のみが運転される線区に限ったもので、相互直通運転を行っている線区については別に必要な対応をとるとしています。

    ※参考文献
    ・新開、細川:「ミリ波を使用した無線伝送による車載ホームモニタシステムについて」 、鉄道と電気技術、35(10)=918、p.30-35、(2024.10)

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