JR九州次世代車両新製や小倉の移転・建替えの検討 他

トピック:JR九州次世代車両新製や小倉の移転・建替えの検討 他

スレッド:JR九州の設備/路線
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JR九州次世代車両新製や小倉の移転・建替えの検討 他

#84492
みやがわ
参加者
運用から離脱していれば、それは運用離脱です。 表示

JR九州が国土交通大臣宛てに旅客の運賃及び料金の上限変更認可申請を行ったことを発表しました。

改定率は15.0%で、増収率は11.4%、初乗り運賃が170円から200円になります。
実施日は2025年4月1日です。

また、中長期の主要プロジェクトについての計画を公表しました。

旧国鉄から継承し橋梁や電路・線路設備といった鉄道施設は建造後100年を超えるものもあり、老朽化が著しいとして2024年度から2027年度までに75億円を投じて、長寿命化対策を施します。

また、35年を経過した車両については、メンテナンスに人手や修繕等の費用を要すことから、順次、次世代車両を新製するとしています。2024年度から2030年度までに125億円が投じられます。
製造から20年を経過した車両については、機器更新を行います。2024年度から2030年度までに110億円が投じられます。

さらに、1981年に旧九州鉄道時代に開所した現・小倉総合車両センターの移転や建て替えが検討されています。
2024年度から2031年度までに480億円が投じられます。

そのほか、スマートフォンを活用したチケットレスサービスの導入を拡大していくとしています。

そのほか、「環境性能が大幅に向上した次世代の近郊型電車(821系)及び蓄電池搭載型ディーゼルエレクトリック車両(YC1系)を導入し、旧型車両の置換えを随時進めています。」と記載されています。821系に関しては「今後も運転区間の拡大を計画」という記述も確認できます。
821系は2019年3月期の有価証券報告書(2019年6月 金融庁提出※パンデミック前)によると、2024年度までに140億円を投資して製造する予定でしたが、2021年3月期(2021年6月 金融庁提出)の有価証券報告書には2021年度までに54億円に見直されており、製造が中断されていました。
YC1系と異なり今後の導入再開を示す直接的な内容は見受けられないものの、補足説明資料では、今後の老朽車両更新を示す図に821系の写真も用いられており、車両新製の方針と併せて、同系列の製造再開可能性までは否定できないような内容とされました。

▼運賃・料金改定の申請について
https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2024/07/19/240719_fare_revision.pdf

▼2019年3月期有価証券報告書
https://www.jrkyushu.co.jp/company/ir/library/securities_report/__icsFiles/afieldfile/2019/06/24/2018.yuhou.pdf

▼2021年3月期有価証券報告書
https://www.jrkyushu.co.jp/company/ir/library/securities_report/__icsFiles/afieldfile/2021/06/23/9142.FY2021.securities_report.pdf

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