205系の転出
長野総合車両センターに留置されていた元ケヨ22編成4両。
京葉線の205系のうち、初期のグループにあたる3連4本と予備車2両が、順次富士急行へ譲渡され、6000系として活躍しています。
改造は主に長野総合車両センターで行われ、内外装の一部は富士急行側で整備を行った後、運用に就いています。
編成表
富士急行6000系 ←富士山 河口湖・大月→ |
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--号車 | --号車 | --号車 | ||||
> < |
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編成 | Mc相当 | M'相当 | Tc'相当 | 出場日 | 到着日 | 運用 |
--- | 6501 | 6601 | 6551 | 11/09/30 | 11/10/02 | 12/02/29 |
M33 | M'33 | Tc'11 | ||||
元ケヨ22 | ||||||
--- | 6001 | 6101 | 6051 | 12/01/20 | 12/01/22 | 12/03/18 |
M6 | M'6 | Tc'2 | ||||
元ケヨ25 | ||||||
--- | 6002 | 6102 | 6052 | 12/07/06 | 12/07/08 | --/--/-- |
M9 | M'9 | Tc'3 | ||||
元ケヨ26 | ||||||
--- | 6003 | 6103 | 6053 | 12/11/30 | 12/12/02 | --/--/-- |
M12 | M'12 | Tc'4 | ||||
元ケヨ27 | ||||||
--- | 部品取り(MM'のまま) | 12/07/06 | 12/07/08 | --/--/-- | ||
M10 | M'10 | |||||
元ケヨ27 |
出場時の仕様
2011年10月1日、長野総合車両センターから出場した、富士急行向け3連が八王子に姿を見せていたので、軽く紹介したいと思います。
205系先頭車の先頭寄り行先方向幕は位置が変則的ですが、今回の転用でも残置されました。元モハ205形のほうは撤去されているため、両側面で行先方向幕の数が異なっています。
形式写真
元モハ205-33。先頭化改造の上、パンタグラフがシングルアーム2基に。
全車両共通
側面2ヵ所に新設された車外スピーカーと、ベンチレータの撤去跡。
LED化された行先方向幕と、新設の半自動ドアスイッチ。
全車両共通の特徴として、行先方向幕のLED化、半自動ドアスイッチの取り付け、車外スピーカーの新設、ベンチレータの撤去が確認できました。
先頭化改造車
クハを含め、スノープローを新設。
新設運転台の外観。既設運転台との差異を一切感じさせない仕上がり。
モハ205-33に対しては、205系としては久々の先頭化改造工事が行われています。鶴見線向けの3連とは異なり、クモハ205形相当となっています。
接合部の上部。ルーバーがクモハの証。
接合部の下部。種車の鋼体を流用した改造です。
更にダブルパンタとなっています。
パンタグラフはシングルアームパンタに換装。
その他
各車両の床下に新設された外部電源装置。
クハ204形の側面。
床下機器については、クハ204形にCPが追設されたほか、外部電源装置の新設が確認できました。205系先頭車の先頭寄り行先方向幕は位置が変則的ですが、今回の転用でも残置されました。元モハ205形のほうは撤去されているため、両側面で行先方向幕の数が異なっています。