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SATS が「JRの設備/路線(東日本エリア)」グループに投稿しました。 3か月 1週間前
業界誌より、鶴見線の連動装置更新に伴う制御範囲拡張と今後に向けた検討方針についての記述を確認しました。
鶴見線では、2019年に鶴見・弁天橋・浅野・海芝浦駅の4駅分の連動装置更新に際して、Ii形電子連動装置(大同信号製、複数駅分の電子連動装置としての機能を集約した装置)化が行われていました。
その後、安善駅の継電連動装置の老朽更新に合わせて、2019年に導入したIi形電子連動装置の制御範囲を安善・武蔵白石・大川駅まで拡張する切換を2024年2月5日早朝に行ったとしています。この切換にあわせて、安善・大川駅では不要進路(8進路)、軌道回路(6軌道)の統廃合を行ったとしているほか、拡張範囲内の信号機・軌道回路等の設備名称を変更したとしています。
今後について、残る浜川崎・扇町駅についても、老朽更新時期に合わせて、Ii形電子連動装置の制御範囲を拡張することを検討しているとしています。※参考文献
竹中、鈴木、小菅:「鶴見線Ii形電子連動装置の制御範囲拡張切換について」、鉄道と電気技術、35巻8号、p.61-68、(2024)