埼京線ATACSプレダス臨速機能は2022年8月に使用開始済み

トピック:埼京線ATACSプレダス臨速機能は2022年8月に使用開始済み

スレッド:JR東日本の設備/路線
「JR東日本の設備/路線」スレッドのノート

該当のノートがありません。タイトルが「(まとめ)JR東日本の設備/路線」のノートを作成することで、この場所へ自動公開されます。
作成にあたっては、私見や独自研究を避けて最近のスレッドの話題をまとめたノートを目指していきたいと考えています。
ご意見などは運営グループへお願い致します。

タグ: 

画像は各グループの「メディア」から追加できます。掲載はトピック投稿者・管理の判断となります。

埼京線ATACSプレダス臨速機能は2022年8月に使用開始済み

#71084
SATS
モデレーター

2017年に使用開始となった埼京線ATACSですが、2021年3月の踏切制御機能に続き、プレダス情報を活用した臨時速度制限機能(プレダス臨速)を2022年8月より使用開始したことが、11月に開催された日本鉄道サイバネティクス協議会主催のシンポジウムに投稿された論文*1で明らかになりました。

この機能は、気象条件によって防災情報システム:プレダスから発令される運転規制に関する情報を、東京圏輸送管理システム:ATOSのサブシステムである通告伝達システムを介した通告に加え、無線式列車制御システム:ATACSに情報連携して列車制御に活用するものです。従来は通告伝達システムからの情報に基づき運転士がマニュアル操作で減速などの運転操縦を行っていましたが、ATACSの列車制御に規制情報を反映させることで自動的に規制速度まで減速させることが可能になり、ヒューマンエラー防止・安全性向上に寄与します。
この機能に関連するATACS車上装置の機能としては、▽臨時速度制限パターン生成機能、▽運転台表示機能、▽音声鳴動機能が備わっているとしています。
2022年8月から運用開始したものの、しばらくの間は営業時間帯にプレダス規制が行われることが無く、2023年1月24日になって初めてプレダス臨速機能が稼働したとしています。以後の強風や大雨などの運転規制が必要な気象条件でも安定稼働している模様です。

今後について、埼京線ATACS向けに▽指令臨速機能、▽工事用臨速機能の開発のほか、導入線区拡大時にも本機能を導入していくとしています。

*1 神田、髙﨑、ほか:「防災情報を活用した臨時速度制限機能—ATOS-ATACSを連携したプレダス臨速-」、鉄道サイバネ・シンポジウム論文集 60、410、(2023.11)
https://id.ndl.go.jp/bib/033173294 (国立国会図書館オンライン「NDL-OPAC」の資料情報)

※サイト内関連記事
2022年6月12日「JR埼京線ATACS踏切制御機能は2021年3月に使用開始済み

Like/関連リンク

見るべきと感じた記事にLikeをお願いします。

返信フォーム(免責事項

トピック「埼京線ATACSプレダス臨速機能は2022年8月に使用開始済み」には新しい返信をつけることはできません。

4号車の5号車寄り
戻る HOMEへ
タイトルとURLをコピーしました