尾久駅連動装置更新における設備スリム化

トピック:尾久駅連動装置更新における設備スリム化

スレッド:JR東日本の設備/路線
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尾久駅連動装置更新における設備スリム化

#42255
SATS
モデレーター

2021年12月に東京電気システム開発工事事務所(現:電気システムインテグレーションオフィス)のTwitterで紹介された東北本線尾久駅の連動装置更新ですが、今回の更新に合わせて青森方の北部入換線等を廃止あるいは保守基地化することで構内進路と設備のスリム化を図ったことがJREA2022年8月号並びに鉄道と電気技術2022年8月号に掲載の記事で明らかになりました。
現地の状況から北部入換線が使用停止となっていることが窺える状況でしたが、具体的な影響範囲が明らかになったのは初めてとみられます。

従来の尾久駅連動装置は「尾久(構内)」「尾久(梶原)」「尾久(本線)」と車両基地と本線の2つのエリア、3つの制御範囲を持つ連動装置に分かれていたとのことです。
今回は、1970年に使用開始した車両基地の大半を受け持つ「尾久(構内)」と1985年に使用開始した車両基地青森方を受け持つ「尾久(梶原)」の2つの継電連動装置を統合し、1つの電子連動装置「尾久(構内)」へ更新しました。
※新連動装置への切替は2021年11月22日終電後に行い、11月23日初電より使用開始

この更新にあたり、構内の進路や設備を現在の使用用途に適した形に見直しを行ったとしており、具体的には
・北部入換線の全て、洗浄線、第一予備線、出発線の一部を廃止
・第二予備線、第一保守線、高速線を保守基地化
・北部入換線廃止に伴い、客車等長大編成引き上げ用で使用停止となっていた授受3番線~通路1番線~予備線を路盤改良・重軌条化工事施工のうえ使用再開
・進路数を1593進路から495進路へ大幅削減
・信号機、転てつ機、軌道回路の現場設備も廃止・統合等により、設備数は686から482へ削減
が挙げられています。
なお、このスリム化にあたっては関係個所との調整に約5年を要した(連動装置更新全体の詳細設計等は2014年度開始)とのことですが、途中にあった上野東京ライン開業、レール輸送用新型気動車導入などの他施策と調整したうえで決定したとしています。
また、着発線の番号についても欠番の穴埋めのため振り直しを行った結果、東北回送線の本線ダイヤにおける着発線に関する定義変更が生じたため、連動装置の切換に合わせてダイヤ改正を行ったとのことです。

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