編成番号例
JR
編成表と同様、編成札がある場合は編成札の表面の表記、前面ガラスに表記されている場合はその表記を編成番号にしています。
JR車両動向で編成を呼ぶ場合、車体に表記されている所属表記のカタカナ(宮ハエならハエ)に、この編成番号を加えて呼ぶよう統一しています。(参加型コンテンツは区別できれば良いと思います。)
一部、編成番号の無い形式、統一されていない形式は、下記の番号を仮定しています。こちらをご利用ください。
- E655系 - 「オクなごみ編成」5連、「トウなごみ編成」1両を別々に登録。
- E001系 - 「オク四季島編成」10連。
- 701系(盛岡) - 「モリ1015F編成」2連などで登録。
- E653系(新潟) - ハイフンの有無が車体表記で混在していますが、「ニイU-101編成」7連のようにハイフンありで登録。
大手私鉄
基本的に編成表の編成名です。
- 東京メトロなど(一部を除く)では「[01] 8101F」のように編成番号を付記していますが、「8101F」と入力します。
- 小田急電鉄では「1051x6」のように編成両数を付記していますが、記号の揺らぎを避けるため、「x」を入力する場合は「半角エックス」でお願い致します。
- 埼玉高速鉄道は「2101F」、東葉高速鉄道は「2101F」、横浜高速鉄道は「Y511F」のように入力します。
出場時検査種別(JR)
記入事項の代表例を列挙します。
JR
JR東日本の209系以降の新系列電車では「指定保全→装置保全→指定保全→車体保全→指定保全→装置保全」「C保全→D保全→C保全…」と回ります。検査表記がありますが、表記では装置保全と車体保全は見分けが付きません。
JR東海では、基本は「重検→全検→重検→…」と回ります。JR西日本では、207系以降の新世代電車では「距離保全」を基本に半数弱で「期間保全」を併施、それ以外の電車では「要検→全検→要検…」と回ります。
指定保全 |
JR東日本の新系列電車(209系以降)。基本的に車輪の交換を行わない検査。(E001形、701系など積雪線区の車両は指定保全でも車輪を交換します。E129系は例外的に新潟車両センターで実施するものの、回送が発生しないため、反映しません。) |
装置保全 |
JR東日本の新系列電車(209系以降)。通勤線区では経年7年、20年程度、近郊線区では経年5年、15年、25年程度に実施される車輪を交換する検査。(房総地区の209系など車輪が持たずに繰上げ入場する例があります。) |
車体保全 |
JR東日本の新系列電車(209系以降)。通勤線区では経年13年、27年程度、近郊線区では経年10年、20年程度に実施される車輪を交換する検査。(房総地区の209系など車輪が持たずに繰上げ入場する例があります。屋根塗直しが原則でしたが近郊線区では装置保全での実施例があります。) |
C保全 |
E235系(モニタリング保全)のみ。車輪の交換を行わない検査。指定保全に相当します。 |
D保全 |
E235系(モニタリング保全)のみ。車輪を交換する検査。装置保全に相当します。 |
距離保全 |
207系以降のJR西日本新世代電車が対象で、前回距離保全から80万kmで実施され、台車や輪軸などの使用頻度によって劣化する部品の検修が行われます。ほぼ全ての定期検査入場で距離保全を行っています。 |
期間保全 |
207系以降の電車が対象で、前回期間保全から10年で実施され、ゴムなどの使用期間によって劣化する部品の検修が行われます。1両ごとに見れば距離保全の半数弱と併施されており、長編成では編成中の一部車両のみ実施しており判別を複雑にしています。代表パターンを列挙します。
宮原車 | 4連:全車期間保全(走行距離が短いため7年程度に1回しか距離保全が来ない) |
明石車 | 7連:1~3号車と4~7号車の交互
4連:1・2号車と3・4号車の交互
3連:1・2号車と3号車の交互 |
判別点は連結器胴受けの整備、空気ばねの交換、空調キセの交換(例外あり・パンタ周囲で汚損具合異なる点に要注意)などです。
※識別が難しいので暫定的に「距離保全等」の検査種別記載が可能です。
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要検 |
要部検査を略称で記載。205系(205系5000番台を含む編成は除く)、東日本会社211系、西日本会社221系など、新系列、新世代電車以外で採用。 |
重検 |
重要部検査を略称で記載。東海会社の各形式で採用。 |
全検 |
全般検査を略称で記載。205系(205系5000番台を含む編成は除く)、211系など、新系列、新世代電車以外、東海会社の各形式で採用。 |
出場時検査種別(新幹線)
「台車検査→全般検査→台車検査→全般検査」と回ります。
台検 |
台車検査を略称で記載。全形式で実施。 |
全検 |
全般検査を略称で記載。全形式で実施。 |
台検出場時は「臨時」と同様に最終出場一覧表へ直接は反映されませんが、その編成の入出場履歴には残ります。
出場時検査種別(地下鉄)
東京地下鉄(メトロ)
基本は「重要部検査→全般検査→重要部検査→全般検査」と回りますが、全重検(編成中、全検と重検を混ぜることで工事量を均等化)を行う形式があり、全重検を行っているか不明な形式があります。検査表記が無いため一部推測となります。
全重検 |
02系、05系、07系、08系、8000系、13000系、15000系。02系の場合は「1~3号車」と「4~6号車」、05系の場合は「1~3、6、7号車」と「4、5、8~10号車」で検査種別を変えて、それぞれ重要部検査と全般検査を交互に実施。サイトでは「全重検」と書きます。 |
重検 |
1000系、2000系、9000系、17000系。重要部検査を略称で記載。 |
全検 |
1000系、2000系、9000系、17000系。全般検査を略称で記載。 |
第n検査 |
10000系、16000系、18000系。検査種別が不明なため、新製後、何回目の検査かを記録しておき、全重検かが判明した時点で反映します。回数がわからない場合は「第n検査」とそのまま記入。 |
都営地下鉄
「重要部検査→全般検査→重要部検査→全般検査」と回ります。
重検 |
重要部検査を略称で記載。 |
全検 |
全般検査を略称で記載。 |
横浜市営地下鉄
「重検→全検→重検→全検」と回ります。周期を4年から5年に伸ばした検査は「保全」を付けて「重要部保全検査」「全般保全検査」と呼びます。ブルーライン(3000S形以外)では重要部保全検査より検査項目を減らした在姿による新重要部検査が行われていますが、他社と異なり判別が困難なため「重検」として扱います。
重検 |
新重要部検査、重要部保全検査、重要部検査を略称で記載。 |
全検 |
全般保全検査、全般検査を略称で記載。 |
出場時検査種別(大手私鉄)
東急電鉄
基本は「重要部検査→全般検査→重要部検査→全般検査」と回りますが、組み換えにより混在している場合があります。検査表記が無いため一部推測となります。
重検 |
重要部検査を略称で記載。 |
全検 |
全般検査を略称で記載。 |
混在 |
検査種別が混ざっている編成。 |
東武鉄道
「重要部検査→全般検査→重要部検査→全般検査」と回ります。
重検 |
重要部検査を略称で記載。30000系、50000系、60000系、70000系は配置区所で実施。 |
全検 |
全般検査を略称で記載。 |
小田急電鉄
基本は「重要部検査→全般検査→重要部検査→全般検査」と回ります。形式により重要部検査と新重要部検査があります。検査表記があります。
重検 |
重要部検査を略称で記載。 |
新重検 |
新重要部検査を略称で記載。配置区所で実施。3000形、4000形で実績あり。 |
全検 |
全般検査を略称で記載。 |
京王電鉄
検査体系に関わらず、床下機器が重要部検査では未塗装、全般検査では塗装と推測されます。基本は全重検ですが、1000系、9000系、5000系の一部編成は重要部検査、全般検査を繰り返す体系です。出場時状況で選択してください。
重検 |
重要部検査を略称で記載。1000系、9000系、5000系で移行中。 |
全検 |
全般検査を略称で記載。1000系、9000系、5000系で移行中。 |
全重検 |
編成内で検査種別を変えて、それぞれ重要部検査と全般検査を交互に実施。サイトでは「全重検」と書きます。 |
西武鉄道
「重要部検査→全般検査→重要部検査→全般検査」と回ります。形式により重要部検査と新重要部検査があります。また、全重検(編成中、全検と重検を混ぜることで工事量を均等化)を行う形式があります。
重検 |
重要部検査を略称で記載。武蔵丘車両検修場にて101系、2000系(4連・2連)、9000系に実施。 |
新重検 |
新重要部検査を略称で記載。2012年度以降、各配置箇所(下表参照)にて20000系、30000系、40000系、001系に実施。
| 池袋線車両所 | 新宿線車両所 |
001系 | 小手指 | |
40000系0番台 | 小手指 | |
40000系50番台 | 武蔵丘 | |
30000系10連 | 武蔵丘 | 玉川上水 |
30000系8連 | 武蔵丘 | 南入曽 |
30000系2連 | 武蔵丘 | |
20000系10連 | 武蔵丘 | 玉川上水 |
20000系8連 | 小手指 | 南入曽 |
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全検 |
全般検査を略称で記載。武蔵丘車両検修場にて実施。(6連・8連の2000系、6000系、10000系を除く。) |
全重検 |
編成内で検査種別を変えて、それぞれ重要部検査と全般検査を交互に実施。サイトでは「全重検」と書きます。6連・8連の2000系、6000系、10000系で実施。 |
※「屋根全塗装」=重検または全検、「屋根部分塗装・未修繕」=重検
京浜急行電鉄
基本は「重要部検査→全般検査→重要部検査→全般検査」と回ります。
重検 |
重要部検査を略称で記載。 |
全検 |
全般検査を略称で記載。 |
京成電鉄
基本は「重要部検査→全般検査→重要部検査→全般検査」と回ります。形式により重要部検査と新重要部検査があります。出場日は、試運転を二度行う形式を含め、宗吾参道~八千代台の試運転日で反映します。
重検 |
重要部検査を略称で記載。 |
新重検 |
新重要部検査を略称で記載。3700形、3000形で実績あり。車体床下機器の全塗装を省略。 |
全検 |
全般検査を略称で記載。 |
相模鉄道
「重要部検査→全般検査→重要部検査→全般検査」と回ります。全重検(編成中、全検と重検を混ぜることで工事量を均等化)を行う形式があります。
重検 |
重要部検査を略称で記載。10000系以降の形式で実施。 |
全検 |
全般検査を略称で記載。10000系以降の形式で実施。 |
全重検 |
編成内で検査種別を変えて、それぞれ重要部検査と全般検査を交互に実施。サイトでは「全重検」と書きます。8000系、9000系で実施。 |
首都圏新都市鉄道
少なくともTX-1000系、TX-2000系は全重検となっています。
全重検 |
「1~3号車」と「4~6号車」で検査種別を変えて、それぞれ重要部検査と全般検査を交互に実施。サイトでは「全重検」と書きます。 |
車体修繕時は検査を行いません。(臨時と明記をお願いします。)