複数の報道によると、回送電車(5101F)が梶が谷駅の引き上げ線に入線する場面で、3番線に入線する各駅停車(2135F)と接触したようです(参考:見取り図※外部リンク)。
NNNによると、
回送電車は見習い運転士が運転していて、梶が谷駅で進行方向を変えて下り方面にある車庫に向かっていましたが、速度超過を示す信号が出たため所定の停止位置の手前で自動で停まったということです。
朝日新聞によると、
(回送電車の)運転士はブレーキを解除して所定の位置まで進もうとしたが、衝突を避けるため周囲に異常を知らせる「防護無線」を受信したため、そのまま停止していた。
普通列車の運転士は、本来と違う位置で停止している回送列車に気づいて非常ブレーキをかけたが、間に合わず衝突したという。
オーバーラン防止の信号が出た原因は分かっておらず、運輸安全委員会が事故の原因を詳しく調べる。
と報道しています。
この場合、5101Fが本線を支障しているのにも関わらず、2135Fに進入を許可している可能性があります。
本件は国土交通省より鉄道事故と認定されており、運輸安全委員会による詳しい調査が行われます。
現地の写真を見ると、5101Fの5101号車の3・4軸目が脱線しているように見えますが、1・2軸目は脱線していません。
2025/10/06「東急田園都市線事故 一部区間の運転見合わせ続く 復旧には長時間」(NNN)
https://news.ntv.co.jp/category/society/96b2da159dca402282a71a007dd867cf
2025/10/06「決められた位置の手前で回送列車が停止か 田園都市線、再開見通せず」(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASTB603K9TB6UTIL00JM.html