岐阜県の江崎知事は1日、県議会定例会の一般質問で、LRTの導入に向けた検討に着手したことと答弁しました。
新幹線駅や名神道のICがある岐阜羽島と、岐阜駅や東海環状道・岐阜ICをつなぐルートが検討されています。
また、岐阜羽島駅周辺は、ホテル料金の高い都市部を避け、日本各地への旅行の中継地点としてにぎわっているとの認識を示し、岐阜羽島を拠点に、金華山といった観光地や集客施設への誘客や、通勤・通学といった地域交通としての役割を担うことも想定されています。
国内のLRTをめぐっては、2023年に開業した芳賀・宇都宮LRTが、利用者数・運行会社の収支ともに計画を上回るなど好調なスタートを切っており、他の自治体が導入を具体的に検討するきっかけともなっている考えられます。
特に慢性的な渋滞が課題となっている沖縄県では、那覇市が2040年以降の導入を目標に、計画の具体化を進めています。
一方で、岐阜県が掲げる「10年後の運行開始」という目標は、人手不足や物価高騰など、近年顕在化する社会的課題を踏まえると、実現までのハードルは高いといえます。
今後の制度設計や財源確保、運行体制の構築などが注目されます。
※参考情報:
*1 岐阜県議会ホームページ
https://www.pref.gifu.lg.jp/site/gikai/
*2 挿入画像は地理院地図を加工して作成