東京メトロは、三菱電機の子会社である菱交が2023年11月に「東西線車両のＳ・ＶＶＶＦ制御装置及びＳ主電動機」（2023年3月の入札広告においては「東西線05系車両の主電動機及び制御装置 ９式」）を、2024年7月に「半蔵門線08系車両　主電動機・制御装置6式」をそれぞれ落札したことを明らかにしており、関連性が注目されます。

20231115落札者等の公示（東西線車両のＳ・ＶＶＶＦ制御装置及びＳ主電動機の購入）
https://www.tokyometro.jp/corporate/business/procurement/pdf/21908e15fa3a588c2734a10e97ebea41.pdf

20240903落札者等の公示（半蔵門線08系車両　主電動機・制御装置6式）
https://www.tokyometro.jp/corporate/business/procurement/pdf/50cbfce4294adbc7081508bed4b13700_1.pdf

2023年3月24日【入札公告・4/25 14:00募集締切】東西線05系車両の主電動機及び制御装置 ９式
https://www.tokyometro.jp/corporate/business/procurement/pdf/e633a9f21a726edf4cddfa46a3764ad0.pdf

空気式戸閉装置は、2019年から行われている新系列車両の保全周期延伸で解体検査周期が車体保全から装置保全へと変更され実質的に検査周期短縮となった経緯があります。701系は保全周期延伸の対象ではないものの、E721系は対象でありかつ空気式戸閉装置を搭載しているため、既存車の空気式戸閉装置の電気式への置き換えを視野に入れている可能性があります。

保安装置切替スイッチには、東武・西武の文字は確認できない一方、列車無線の線区選択には、営業運転で入線することは考えにくい路線や東武・西武の文字が確認できるため、機器によって直通対応の状況が異なる可能性が考えられます。

いちさとさんに補足していただけて、恐悦至極に存じます(大げさではないです)
E233系ファミリーの機器更新にも応用できそうではありますが、まずは総合車両センターの業務量減を最優先に、研究に努めていくということなのでしょうね