羽犬塚・植木間閉そく方式変更は2025年度末完了予定

トピック:羽犬塚・植木間閉そく方式変更は2025年度末完了予定

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羽犬塚・植木間閉そく方式変更は2025年度末完了予定

#85799
SATS
モデレーター

鹿児島本線羽犬塚・植木間において、閉そく方式を変更(特殊自動閉そく(複線)化)するべく、2025年度末の完了を目指して施工中であることが業界誌より明らかになりました。

当該区間では、JR発足以降、輸送密度が半分以下に低下しており、設備の維持・更新におけるコスト低減が望まれていた区間であったとしています。
そこで、輸送密度に即した設備体系を構築する一環として、単線区間で用いられる「特殊自動閉そく」を複線区間に即した形で適用することとして、2018年度より準備を進めていたとのことです。

特殊自動閉そく(複線)では、▽停車場間は1閉そくとして閉そく信号機は設けない、▽場内信号機の見通し距離が不足する箇所には遠方信号機を設ける、▽出発信号機の現示は2位式(進行・停止現示)、▽運転方向が固定されている複線区間のため方向回線は設けない、▽順線・逆線の区別が可能な誤出発検知機能を設けるなど、従来の単線区間向けのものから仕様変更を行ったとのことです。

計画では羽犬塚・植木間58㎞を特殊自動閉そく(複線)化の対象としており、複数のエリアに分けて施工中としています。
第Ⅰ期では、銀水・大牟田間と長洲・玉名・木葉間、木葉・植木間で2023年に切替を行い、運用中であるとしています。(第1回切替は2023年11月13日に長洲・玉名・木葉間で実施)
第Ⅱ期では、羽犬塚・瀬高間を2025年3月に、瀬高・銀水間を2025年8月に切替予定としています。
第Ⅲ期では、大牟田・荒尾・長洲間を2026年3月に切替予定としており、これを以て羽犬塚・植木間の閉そく方式変更が完了するとのことです。

この施策による効果として、年間約45百万円相当の削減効果になるとしています。
(閉そく信号機77機構、軌道回路77組、信号高圧配電線116㎞の設備削減により、更新費用825百万円/30年および設備検査費用18百万円/年の費用削減効果)

SNS上では、第Ⅰ期区間の一部で特殊自動閉そく区間を示す標識の設置や閉そく信号機の使用停止処置等が確認されており、動向が注目されていました。

※参考文献
佐藤、佐藤、松本、井上:「鹿児島本線 複線特殊自動閉そく導入工事について」、鉄道と電気技術、35巻8号、p.69-74、(2024)

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